電王戦終了、人間とAIが戦えるルールを考える

ついに電王戦が終わる時が来た。

棋士対AIの電王戦、今年が最後 主催側「役割終えた」

棋士と将棋ソフトが戦う将棋の電王戦が今年の開催で最後になると、主催するIT大手のドワンゴが22日発表した。

(中略)

ドワンゴの川上量生(のぶお)会長は、記者会見で「人間とコンピューターの関係を示すイベントと思ってやってきた。役割は終わったと考えた」と話した。

http://www.asahi.com/articles/ASK2Q55Q9K2QUCLV00N.html

僕は別に将棋が得意なわけじゃないけれど、人間とAIの戦いっていう構図が好きだったので、時々ニコ生で電王戦を見ていた。

電王戦が終わるのは仕方ないのかもしれない。

というより、このまま続けても誰一人幸せになる未来が見えないなら、やる理由はない。

ただ、電王戦が終わる=ルールの下だと人間はAIに勝てない、と考えるのは早計じゃないだろうか?

たまに、人間とAIの戦いをウサインボルトで例える話を見かける。

ウサインボルトは人類最速の男だけど、どれだけ頑張って走っても、ヨボヨボのおじいちゃんが運転する車には追いつけない。

機械と人間が優劣を競う事自体がナンセンスな話だ、と。

確かにその通りだと思う。

でも、将棋でその例えを使うのはなにか違うような気もする。

将棋は9×9の盤面で人間とAIが同じ条件で戦える。

足と車輪、生身の心臓と鋼鉄のエンジン位のアドバンテージの差はない。

でも、もう人間はAIに勝てないようだ。なぜか?

それは、知性の取り出し方が間違ってるからじゃないだろうか?

ルールを考える

人間と機械が対等に戦えるルールを脳内で考えてみる。

そもそも、なんで人間側が一人で考えなきゃいけないのかって話がある。

AIは、ディープラーニングで過去の棋譜を最初から読み込んでやってるわけだ。

どれくらい昔からの棋譜が残ってるのか知らないけれど、AIは何百人といた棋士達の経験を束ねてきたわけだ。ずるい。

だったら人間側も複数で戦うべきだろう。

現役の人間の集合知と、AIの中に蓄積された過去の人間の集合知を戦わせるのが筋じゃないだろうか。

新しく電王戦をやるとしたら、1日1手の1年がかりの超長期戦でやるってのはどうだろう。

現役棋士160人全員が、スマホかなにかのアプリを使って、毎日どれかの手に投票する。

初段だったら1ポイント、9段だったら9ポイントなんてポイント制にしても面白いかもしれない。

そして、もっともポイントの多い手が、人類の一手となるわけだ。

・・・実現性がまるでなかった。

でも、頭のいい人が、人間の知性を効率的に取り出す方法を考えれば、まだ電王戦は先があると空想してしまう・・・。

とにもかくにも、4月1日が最後の電王戦になるらしい。

公式でやる人間とAIのきっと最後の将棋、その終局だけでも見てみたいと思う。

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